今回は別の記事に掲載している、「複数のファイルを取り込む」と「全てのワークシートからExcelDataを読み取る」のフローを組み合わせて、複数のExcelブックから全てのワークシートのセル内容をPower Automate Desktopに読み取る方法をご紹介します。
今回のフロー
「複数のファイルを取り込む」のフローは、そのまま使用します。
「全てのワークシートからExcelDataを読み取る」に変更を加えます。
前回の全てのワークシートからExcelDataを読み取るのフロー
実行動画
1.変更内容
「全てのワークシートからExcelDataを読み取る」に変更を加えます。
特別なフォルダーを取得を削除します。
今回のフロー18番目のように、Loopを追加します。
Excelブックの数だけ繰り返します。
開始値:0
終了:%File.Count-1%
増分:1
19のExcelの起動の内容を変更します。
複数のファイルで選択した、Excelブックを開きます。
ドキュメントパス:%File[LoopIndex]%
今回のフロー23番目のように、Excelワークシートから最初の空の列や行を取得を追加します。
24のExcelワークシートから読み取りの内容を変更します。
・Excelインスタンス:%ExcelInstance%
・取得:データが入ったセル範囲を取得したいので「セル範囲の値」を選択します。
・先頭列:「A」を入力します。セルに最初の値が入っている列を指定します。
・先頭行:「1」を入力します。セルに最初の値が入っている行を指定します。
・最終列:%FirseFreeColumn-1%
・最終行:%FirseFreeRow-1%
・詳細をクリックして、列名を指定できるように「範囲の最初に列名が含まれています」にチェックを入れます。
下記と同じようにフローを配置します。
2.フロー実行後
フロー実行後に「新しいリストの作成」で作成した変数ExcelDataListに、Excelブックのデータが格納されています。