デスクトップ用 Power Automate

Power Automate Desktop デバッグ機能やアクションの無効化

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ピピンプイ
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今回はフロー構築に便利なデバッグ機能や、アクションの無効化、フローを途中から実行する方法をご紹介します。

1.ブレークポイント

ブレークポイントとは

ブレークポイントを設置することで、フローを実行すると、ブレークポイントの手前のアクションまでフローが実行され、ブレークポイントの設置されたアクションでフローが一時停止されます。

ブレークポイントで、アクションを一時停止し、フロー変数に正しいデータが格納されているか、アクションが正しく動作するか、エラー発生時のアクションの検証などに使用します。

ブレークポイントの設置方法

ブレークポイントの設置方法は、3つあります。

1.アクション番号の左側をクリックして赤い丸を表示。

2.「デバッグ」の「ブレークポイントの切り替え」で設置。

3.キーボードの「F9」を押す。

ブレークポイントの設置例

1.アクション番号の左側をクリックして赤い丸を表示する方法

・ブレークポイントを設置したい、アクション番号の左側をクリックして赤い丸を表示。

ブレークポイントの設置方法 数字の左をクリック

アクション番号の左側をクリックすると赤い丸が表示されます。

2.「デバッグ」の「ブレークポイントの切り替え」で設置する方法

・ブレークポイントを設置したいアクションをクリックして、「デバッグ」の「ブレークポイントの切り替え」をクリックします。

デバッグブレークポイントの切り替え

3.キーボードの「F9」を押す方法

ブレークポイントを設置したいアクションを、クリックして選択した状態で、キーボードの「F9」を押します。

F9でブレークポイントの設置

・ブレークポイントが設置されます。

ブレークポイントの設置方法 数字の左をクリック後

・フローの実行

フローを実行すると、ブレークポイントの設置されたアクションの手前までフローが実行されます。

「ブレークポイント」でアクションを一時停止した後は、「▷実行」を行うと、次のブレークポイントがある場合は、次のブレークポイントまで、無い場合は最後までフローが実行されます。

ブレークポイントの削除

ブレークポイントの削除は、設置と同じ作業を繰り返すと、削除されます。

1.アクション番号の赤い丸をクリックする。

2.「デバッグ」の「ブレークポイントの切り替え」をクリックする。
3.キーボードの「F9」を押す。

すべてのブレークポイントを削除

1.「デバッグ」の「すべてのブレークポイントを削除」をクリックする。

2.キーボードの「Ctrl+Shift+F9」を押す。

すべてのブレークポイントを削除

設置してあったブレークポイントをすべて削除できます。

2.次のアクションを実行

次のアクションを実行とは

▷実行を開始すると最後までフローが実行されますが、「▷|次のアクションを実行」をクリックすると、1つのアクションを実行することができます。

アクションにエラーが発生した場合は、その原因を探るために「▷次のアクションを実行」を使用して1つずつアクションを実行しながら、内容を確認することができます。

その他にも、アクションの動作確認や、変数に格納された値の確認などにも使用できます。

次のアクションを実行の使用方法

実行したいアクションをクリックし、画面上にある「▷|次のアクションを実行」をクリックするか、「デバッグ」の「▷|次のアクションを実行」をクリックするか、キーボードの「F10」を押すと、1つのアクションが実行されます。

次のアクションを実行
デバックから次のアクションを実行

アクションの動作確認や、変数に何が入ったか1つずつ確認しながら、アクションを実行できます。

途中でフローを中断したい場合は「□停止」をクリックします。

3.アクションを無効化

アクションを無効化とは

一部のアクションを無効化して、フローを実行できます。

ブレークポイントだと、その場所でフローが一時停止されますが、フローの無効化はアクション自体が無効になり、フローを実行しても無効化したアクションは実行されません。

例えば、Excelの書き込みの一部だけアクションの確認を行いたいので、その他のアクションを一時的に無効化しておいて、フローを実行する場合や、今はExcelの保存を行わないで、Excelの保存を無効化してフローを確認したい場合など、アクションを消したくないけど、一時的に無効化したい場合に使用します。

アクションを無効化の方法

1.無効化したいアクションを選択して右クリックを押します。

2.次に右クリックから「アクションを無効化する」をクリックするか、アクションの右端にある点(その他のアクション)をクリックします。

アクションの無効化
その他のアクション

3.無効化されたアクションは半透明になります。

無効化したアクションは半透明になる

無効化されたアクションの有効化の方法

1.無効化したアクションを右クリックするか、その他のアクションをクリックして、「アクションの有効化」で元に戻ります。

アクションの有効化

4.ここから実行

実行したいアクションの途中からフローを実行することができます。

例えば、8のExcelの起動からフローを実行したい場合に、実行したいアクションを右クリックするか、アクションの右側の点(その他のアクション)をクリックして「▷ここから実行」をクリックします。

ここから実行

「▷ここから実行」をクリックすると、そのアクションからフローが実行されます。

以上でフロー構築に便利なデバッグ機能や、アクションの無効化、フローを途中から実行する方法をご紹介しました。

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