今回はMicrosoft Edgeブラウザーを起動して、指定したURLや、開いてあるWebページに接続して、自動でWebフォーム入力ができる、Power Automate Desktopの操作方法を説明します。

ブラウザー自動化のWebフォーム入力を下記のフォームを使って説明します。
・Webページ内のテキストフィールドに入力する。
・Webページのチェックボックスの状態を設定します。
好きな色を選択してください。(複数選択可)
・Webページのラジオボタンを選択します。
性別を選択してください。
・Webページでドロップダウンリストの値を設定します。
血液型を選択してください。
・Webページのボタンを押します。
フローの完成形

フロー実行後

1.新しいMicrosoft Edge を起動する
Microsoft Edgeブラウザーを起動して、指定したURLに接続します。

1.アクションの「ブラウザー自動化」から「新しいMicrosoft Edgeを起動する」をドラッグ&ドロップします。
起動モードには「新しいインスタンスを起動する」と「実行中のインスタンスに接続する」の2種類があります。
○新しいインスタンスを起動する場合
最初から開きたいWebページが決まっている場合は、「新しいインスタンスを起動する」を選択して初期URLを記入しておきます。

ウィンドウの状態は「標準」「最大化」「最小化」があります。
Microsoft Edgeを開くときのウィンドウの状態を設定できます。
○実行中のインスタンスに接続する場合
すでに開いているWebページに接続します。

Microsoft Edgeタブに接続する:3種類あります。
1.タイトルを使用
タブのタイトル:に起動しているMicrosoft Edgeタブのタイトルを入力します。
2.URLを使用
タブのURL:に起動しているMicrosoft EdgeタブのURLを入力します。
3.フォアグラウンド ウィンドウを使用
起動しているMicrosoft Edgeタブに接続します。
2.Webページ内のテキストフィールドに入力する
Microsoft Edgeで起動した、Webページ内のテキストフィールドに入力するアクションを設定します。
例として名前を入力する設定を行います。
1.Webフォーム入力の「Webページ内のテキストフィールドに入力する」を配置します。

2.パラメータの選択で、UI要素とテキストの入力を行います。
2-1.設定画面の「UI要素:」の右側にある、下向き矢印をクリックして、「UI要素の追加」をクリックします。
UI要素の追加とは、これから入力するテキストフィールドの場所を指定します。

2-2.Webページを開いて、入力する項目にカーソルを持っていき、入力箇所に赤枠が表示されるので、Ctrlを押しながら左クリックして追加します。

2-3.テキスト:今回は名前に、ピピンプイと入力しました。

3.設定を保存します。
3.Webページのチェックボックスの状態を設定します
Microsoft Edgeで起動した、Webページのチェックボックスをオン、オフするアクションを設定します。
例として好きな色を選択する設定を行います。(複数選択可)
1.Webフォーム入力の「Webページのチェックボックスの状態を設定します」を配置します。

2.パラメータの選択で、UI要素とチェックボックスの状態の入力を行います。
2-1.設定画面の「UI要素:」の右側にある、下向き矢印をクリックして、「UI要素の追加」をクリックします。

2-2.Webページを開いて、入力する項目にカーソルを持っていき、入力箇所に赤枠が表示されるので、Ctrlを押しながら左クリックして追加します。

2-3.チェックボックスの状態:オンにします。
チェックボックスの状態:オン、オフに切り替えます。
今回は赤のチェックボックスにオンします。
3.設定を保存します。
4.Webページのラジオボタンを選択します
Microsoft Edgeで起動した、Webページのラジオボタンを選択するアクションを設定します
例として、性別を選択する設定を行います。
1.Webフォーム入力の「Webページのラジオボタンを選択します」を配置します。

2.パラメータの選択で、UI要素の入力を行います。
2-1.設定画面の「UI要素:」の右側にある、下向き矢印をクリックして、「UI要素の追加」をクリックします。

2-2.Webページを開いて、入力する項目にカーソルを持っていき、入力箇所に赤枠が表示されるので、Ctrlを押しながら左クリックして追加します。

今回は男のボタンを選択します。
3.設定を保存します。
5.Webページでドロップダウンリストの値を設定します
例として血液型を入力する設定を行います。
1.Webフォーム入力の「Webページでドロップダウンリストの値を設定します」を配置します。

2.パラメータの選択でUI要素、操作、オプション名の設定を行います。

2-1.設定画面の「UI要素:」の右側にある、下向き矢印をクリックして、「UI要素の追加」をクリックします。
Webページを開いて、入力する項目にカーソルを持っていき、入力箇所に赤枠が表示されるので、Ctrlを押しながら左クリックして追加します。

2-2.操作:今回は「名前を使ってオプションを選択します」に設定します。
直接オプション名を入力して、ドロップダウンリストから選択したいので「名前を使ってオプションを選択します」を選択します。
2-3オプション名:B型を設定します。

今回はドロップダウンリストからB型を選択する設定にしました。
3.設定を保存します。
6.Webページのボタンを押します
ボタンを押すアクションを設定します。
1.Webフォーム入力の「Webページのボタンを押します」を配置します。

2.設定画面の「UI要素:」の右側にある、下向き矢印をクリックして、「UI要素の追加」をクリックします

Webページを開いて、帳票作成にカーソルを持っていき、赤枠が表示されるので、Ctrlを押しながら左クリックして追加します。

3.設定を保存します。
以上でPower Automate DesktopのWebフォーム入力の基本操作の説明でした。