実際に取得して役立った資格TOP3をご紹介します。
1位 簿記
2位 FP技能士
3位 行政書士
1位 簿記
私が簿記の資格を取得した順番は
日商簿記3級→2級→全経簿記上級→日商簿記1級→建設業経理士検定1級です。
この他にも商工会議所主催の電子会計実務検定も取得しました。
建設業経理士検定1級は科目合格制なので1科目ずつ、3科目取れば合格できます。
日商簿記1級は1度の試験で合格しなければならないので、建設業経理士検定1級より気持ちの余裕は無かったです。
日商簿記1級は計算問題が多く出題されますが、建設業経理士検定1級は記述と計算が半々ぐらい出題されます。
たとえば建設業経理士検定1級は、第1問の問1と2で500字ぐらいの記述問題が出ます。
日商簿記1級は1回の試験で商業簿記・会計学、工業簿記・原価計算の問題を解いて合格しなければならないので、建設業経理士検定1級より難易度は高かったです。
試験を受ける順番にもよりますが、上記の資格の中では日商簿記1級が1番難しかったです。
日商簿記
合格した年数は、2008年に日商簿記2級、2010年に日商簿記1級に合格しました。
日商簿記2級は市販のテキストで勉強し、独学で合格しました。
3級も受験しましたが、いきなり2級から試験勉強を始めても合格できると思います。
2級が少し難しかったら、3級のテキストを読んでから、2級を始めてもいいかもしれません。
日商簿記の試験内容が変更になっているので、最新のテキストと問題集で勉強した方がいいです。
例えば連結会計が2級の試験範囲に含まれるようになっています。
試験時間も短くなっているので、最新の模擬テストを受けるべきです。
市販の2級テキストなら、どれで勉強しても合格できると思いますので、実際に書店で確認して、自分に合うテキストを購入することをオススメします。
日商簿記1級は市販のテキストを読んで勉強したのですが、難しく独学では不安だったので、資格の大原の講座を受けて、合格しました。
高い合格実績で選ぶなら資格の大原 簿記1・2級講座
建設業経理士検定
私が使用した教材は、市販のテキスト3冊と過去問3冊で合格しました。
使用したテキストと問題集は建設業会計概説の財務諸表、財務分析、原価計算の3冊と建設業経理検定過去問題集3冊です。
私の場合は、日商簿記1級の勉強後だったので、範囲が重複していて、独学でも理解しやすかったです。
2012年に受験して3科目合格しました。

建設業経理士検定の合格だけを目指すのであれば、建設業経理士検定2級から勉強して1級を目指す方がいいかもしれません。
建設業会計概説のテキストは、アマゾンや楽天などは在庫がない場合がありますので、公式ホームページ(建設業産業経理研究機構)から購入したほうがいいかもしれません。
過去問は、2022年5月に発売されているので、比較的手に入りやすいです。
過去の試験問題と解答用紙は一般財団法人建設業振興基金 建設業経理検定の公式ホームページに掲載されています。
建設業経理士検定試験過去問題集[解答&解説]1級〈財務諸表〉第4版 (FARCI建設業会計BOOK) [ 建設産業経理研究機構 ]
建設業経理士検定試験過去問題集[解答&解説]1級〈財務分析〉第4版 (FARCI建設業会計BOOK) [ 建設産業経理研究機構 ]
建設業経理士検定試験過去問題集[解答&解説]1級〈原価計算〉第4版 (FARCI建設業会計BOOK) [ 建設産業経理研究機構 ]
その他にもTACやネットスクール等でもテキストや問題集を発売していますので、書店で確認して自分に合う、テキストと問題集を探してみて下さい。
電卓
私はSHARP 学校用電卓 EL-G35の電卓を使用しました。
すごく打ちやすく、どんなに速くキーを打っても反応してくれます。
今は生産されていないので、現在発売されている最新型は下記になります。
2位 FP技能士
ファイナンシャル・プランニング技能検定は厚生労働大臣指定の国家検定です。
1級から3級まであり、学科試験と実技試験が設けられています。
指定試験機関は2つの団体が有り、日本FP協会と一般社団法人金融財政事情研究会が主催しています。
私は日本FP協会で2015年に3級に、2017年に2級に合格しました。
勉強して良かった点
FP2級の試験範囲は事務職の仕事や生活に役立つ情報が満載です。
A.ライフプランニングと資金計画
この項目では、給与計算に必要な社会保険や年金の知識が学べます。
B.リスク管理
法人契約の生命保険や損害保険、個人契約の保険も学べます。
C.金融資産運用
経済・金融の基礎知識から、債権・株式・投資信託など投資の知識が学べます。
D.タックスプランニング
給与計算や経理に必要な、所得税・法人税・消費税など税金について学べます。
E.不動産
生活の基盤となる不動産の有効活用・取引・税金などについて学べます。
F.相続・事業継承
贈与や相続の基礎知識から、税金のしくみについて学べます。
仕事に必要な社会保険や厚生年金、企業型年金や所得税、法人税や消費税がFP2級の試験範囲に入っています。
仕事以外にも保険に加入するときや、正しい投資の知識、家の購入や相続の知識まで、お金に関することが幅広く学べます。
自分で勉強しないと、お金に関する教育を受ける機会が少ないと思います。
金融リテラシーを高めるためにも、ファイナンシャル・プランニング技能検定を受けることをオススメします。
市販のテキストと問題集で合格しました。
3位 行政書士
行政書士の試験科目は法令等の基礎法学、憲法、民法、行政法、商法・会社法です。
この他にも一般知識等で政治・経済・社会、情報通信・個人情報保護、文章理解が出題されます。
勉強して良かった点
総務や人事、経理の仕事をしていると、ハローワークや労働局、税務署や市役所など行政機関とのやり取りが頻繁に行われます。
行政書士の行政法を勉強をすることで、行政全般に関する知識や手続関係、行政に不服がある場合の手続きに関する法律や地方自治法などを学べます。
行政文書を読む時に、法律の文言なども出てきますので、行政書士試験を勉強することで、文書の内容を理解する助けになります。
この他にも、民法を勉強することで契約についての理解が深まり、商法・会社法の勉強で会社設立時の登録関係や会社の組織について学べます。
独学では難しいと思いましたので、行政書士講座を受講して2017年に合格しました。
本格的に勉強を始めたのは2016年です。
2016年にフォーサイトの講座を受講して勉強したのですが、本試験に落ちました。
2017年は民法と行政法の講座と答練をLEC東京リーガルマインドで受講し、残りの法令科目を前年のフォーサイトの教科書で勉強し、模擬試験はTACで受験し、一般知識等をフォーサイトのテキストと市販の書籍で勉強し合格しました。
2017年の試験直前にTACの模擬試験を受けた結果です。

2017年の本試験の結果です。

模擬試験の結果と、ほぼ同じような点数になりました。
一般知識に使用したテキスト
●フォーサイトのテキスト
●市販の書籍
・政治・経済・社会と情報通信
センター試験 政治・経済の点数が面白いほどとれる本
センター試験 現代社会の点数が面白いほどとれる本
現代用語の基礎知識 学習版
図解でわかる時事重要テーマ100
朝日キーワード就職
〈図解〉まるわかり時事用語
公務員試験速攻の時事
●一般知識等の勉強法を別の記事に掲載しています。該当記事はこちら
その他にも、情報通信の専門用語をWebサイトで検索して勉強しました。
・個人情報保護
2016年に個人情報保護士の資格を取得した時に使用した、公式のテキストと問題集で勉強しました。
・文章理解
公務員試験用の問題集で勉強しました。
行政書士の勉強を始める前に、法律の知識が無かったので、法律の入門書「元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術」を読んで勉強しました。
元法制局キャリアが教える 法律を読む技術・学ぶ技術 [改訂第4版] [ 吉田利宏 ]行政書士講座の最新版は
次回は勉強法を掲載したいと思います。
資格を取得して良かった点
簿記の資格を取得することで、日々の仕訳から決算などの経理実務はもちろん、予算や原価管理、仕事以外にも株式投資の財務諸表分析や、他の資格を受けるときの知識の相乗効果など、簿記を勉強しておいて損はないです。
私も簿記の資格を取得して、経理業務に従事しました。
建設業で働いたときに、1級建設業経理士検定試験に合格していたので、経営事項審査における「公認会計士等の数」において評価されました。