今回はMicrosoftのPublisher(パブリッシャー)で、簡単にポスターを作成する方法をご紹介します。
前回はチラシの作成方法をご紹介しました。
今回はA2サイズの写真入りポスターを作成していきます。
PublisherはWindowsPCのみで使用できます。
Microsoft 365 Personal Office マイクロソフト オフィス 1年版 サブスクリプション 2021[Word/Excel/PowerPoint/Outlook/OneNote/Publisher/Access] パッケージ版や マイクロソフト Publisher 2021 買い切り版で作成できます。最初に手順を説明します
ポスター作成に使用する主な機能は、次の6つです。
1.その他の白紙のページサイズでA2サイズの用紙設定
2.図のプレースホルダーで写真の挿入
3.横書きテキストボックスの描画でタイトル文字の追加
4.ワードアートを使って、上アーチの影付き文字の追加
5.図形の挿入で、吹き出し文字の作成
6.ページパーツを使用して日程表を作る
ページパーツを使用する場合
ページパーツを使用しない場合
順を追って説明します。
1.用紙の決定
1.まずはポスターの用紙サイズを選びます。
用紙サイズの設定は左メニュー「新規」の「その他の白紙のページサイズ」をクリックします。
2.その他の白紙のページサイズを「ポスター」にします。
3.今回は「A2サイズの横」のポスターを作りたいので、サイズを「A2の横」になっているのを選んで「作成」をクリックします。
2.写真の挿入
次にポスター全体に写真を載せたいので、写真の挿入を行います。
1.挿入方法は何通りかあります。「ホーム」の「図」や「挿入」の「画像」から写真を挿入できますが、今回は「挿入」の「図のプレースホルダー」で挿入します。
今回は下記のように、写真を3枚使いたいので、写真の位置を確認できる「挿入」の「図のプレースホルダー」で空の図枠を挿入します。
2.「挿入」の「図のプレースホルダー」で空の図枠を挿入します。
最初の写真は全面に配置したいので、真ん中に配置された図枠を用紙の端まで広げます。
同じように、残りの写真の図枠も配置します。
図枠を配置したら、最初に全体の写真を設置します。
3.「図枠の真ん中の画像アイコン」をクリックして、画像の挿入から目的の写真を選びます。
私の場合はパソコンの中にある写真を使いたいので、ファイルから参照を選びました。
残りの写真も同じ方法で配置します。
写真に枠を追加する
1.今度は小さい写真に白い枠を付けます。
2.写真を右クリックして「図の書式設定」をクリックします。
3.次に「色と線」の色の「アクセント5(白)」を選択します。
4.次に色の下にある「幅」を7ptにして、少し線枠を広くします。
※この他にも、線の種類や線の結合点を丸に変更したり、飾りの枠を使用することもできます。
5.設定が終わったら「OK」をクリックします。
6.設定が終わって、写真の位置を変更したい場合は写真にカーソルを合わせて、マウスのドラッグや、キーボードの矢印キーを使って、写真の位置を微調整します。
3.文字の追加
次にポスター全体に文字を挿入していきます。
横書きテキストボックスの描画
最初に横書きテキストボックスの描画を使用して、真ん中にHawaiiの文字を追加します。
1.「挿入」の「横書きテキストボックスの描画」をクリックします。
2.次に真ん中にテキストボックスを設置し、「Hawaii」と入力する前に「テキストボックス」で文字の大きさを「300」にし、フォントを「Segoe Script」、文字を「太字」、文字の色を「ピンク」にして文字を入力します。
※この他にも、様々なフォントや、色がありますので、色々試してみてください。
ワードアート
1.次にワードアートを使った「ALOHA」の文字の追加方法をを紹介します。
「挿入」の「ワードアート」の「塗りつぶし-白、輪郭-灰色」を選択します。
ワードアートテキストの編集で、文字を入力し、フォントやサイズを変更してOKをクリックします。
2.次に「ワードアート」の「形状の変更」で「上アーチ」を選択します。
3.次に「ワードアート」の「間隔」で「広く」を選択します。
4.文字を移動して配置します。
5.次に文字を水面に反射しているようにみせたいので、「図形の効果」を使用します。
まず「ワードアート」の「図形の効果」から「影」の「透視投影:右下」を選択します。
6.文字の大きさや角度を変更したい場合は、枠の角にある◇及び○や□をドラッグすると大きさも変わります。
4.図形の挿入
次にHawaiiの上に図形を挿入します。
1.「挿入」の「図形」から「吹き出し」の「思考の吹き出し:雲形」を選択します。
図形を挿入した段階では、塗りつぶしが青で、枠が黒い線になっていますので、変更していきます。
2.「図形の書式」から「図形の塗りつぶし」から「塗りつぶしなし」を選択します。
次に図形の枠線を設定します。
3.「図形の書式」の「図形の枠線」から「白」、「太さ」を「6pt」にします。
4.図形の大きさや、吹き出しの位置を変更します。
5.「横書きテキストボックスの描画」で文字を追加して、位置の調整を行います。
5.ページパーツ
次にプログラムの内容を掲載します。
今回はページパーツを配置して日程表を作成します。
1.「挿入」の「ページパーツ」から「幾何学模様(レイアウト1)」を選択します。
ページパーツが真ん中に配置されるので、ページパーツにカーソルを合わせて、マウスのドラッグや、キーボードの矢印キーを使って、設置したい位置に移動します。
2.次にページパーツに「白い枠線」を追加します。
「図形の書式」の「図形の枠線」から「白」、「太さ」を「6pt」にします。
3.必要事項を入力して、必要に応じて、「テキストボックス」から「書体」及び「フォントの大きさ」や枠の○や□をドラッグして「枠の大きさ」を変更します。
6.完成
最後に必要に応じて、文字や図形の位置や大きさの調整をします。
ページパーツを使用しない場合は、下記のように文字だけ入力し、文字の大きさを調整します。
これでポスターの完成です。
この他にも、まだまだ違う方法でポスターを作成することが出来ます。
次回は違うポスターの作成方法や、カタログの作成を掲載したいと思います。
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