今回は列単位の並び替え方法をご紹介します。
ユーザー設定リストで列名(列の見出し)を登録して並び替えます。
設定されたリストは記録されますので、ユーザー設定リストから、いつでも呼び出すことができます。
ユーザー設定リストで作成されたリストを他のExcelブックで呼び出して、リスト通り並び替えることもできます。
Excelには行と列の並び替え機能が搭載されています。
表のデータを「データ」タブの「並べ替え」や「フィルター」で昇順(小さい順)や降順(大きい順)に並べ替えられます。
金額の大きい順や小さい順に並べ替える場合は、行の並び替えを使用することが多いと思います。
例えば、給与の基本給を昇順に並び替えるときなどに使用します。
Excelの並び替えには、列の並び替え機能も搭載されています。
縦の列ごとに順番を並べ替えたい場合や、あらかじめ設定した列の順番に直したい場合に、列の並び替え機能で簡単に並べ替えられます。
今回は給与一覧を例に、列名(列の見出し)をユーザー設定リストで設定して、並び替える方法を、ご紹介します。
最初は、行の並び替えが標準設定になっていますので、オプションで列の並び替えに変更します。
表の中のセルを選択して、「データ」タブの「並べ替え」か、右クリックの「並べ替え」→「ユーザー設定の並べ替え」を選択します。
1.「データ」タブの「並べ替え」
右クリックの「並べ替え」→「ユーザー設定の並べ替え」
2.オプションの方向を列単位に変更します。
3.順序のユーザー設定リストを選択します。
4.リストの項目に、並び替えたい列名を入力します。
並べたい列名を上から順番に入力します。
列名を入力してEnterを押して、次の列名を入力していきます。
今回は支給月,氏名,部門名,基本給,通勤手当,扶養手当,住宅手当,超過勤務手当,深夜手当,勤続褒奨金,旅費 ,宿泊費,総支給に並べ替えます。
入力が終わったら追加をクリックして、OKを押します。
5.今回は列名(列の見出し)が2行目にありますので、優先されるキーを「行2」にします。
行2を選ぶと、列名を基準に並べ替えが行われます。
6.列がユーザーの設定リストに並べ替わりました。
列幅は元のままなので、列の端をダブルクリックして、列幅を整えます。
これで完成です。
以上でExcelの列単位の並び替え(ユーザー設定リストで並び替え)の方法をご紹介しました。
この他にも、ショートカットキーやフラッシュフィルの使用方法も掲載しています。